ホームページのSEO対策には、いろいろな施策があります。
そして、SEO対策をどのように行うかという解説記事は多くありますが、実際は制作会社でないと出来ないとか、ホームページを制作した時点で手遅れになるケースもあり、今さらどうにも出来ないこともあります。
そこで今回の記事では、ホームページを制作して運用していく流れの中で、どのタイミングでどんなSEO対策をするべきなのかを、具体的に解説していきます。
ホームページ制作会社への依存度も合わせて解説していきますので、これからSEO対策に力を入れていきたい方、二度とSEO対策で失敗したくない方は是非参考にしてください。
ホームページは、何らかの目的をもって制作されます。そして、SEO対策は、ユーザーの目的を達成できるホームページが上位に上がってきます。
そのため、ホームページの目的とゴールを明確にしておかないと、評価の軸がないホームページになってしまいます。
ホームページのSEO対策において、ペルソナやターゲットを設定することが重要です。Googleは、SEOについて「有用で信頼性の高い、ユーザー第一のコンテンツの作成」が重要であると述べています。
しかし、「ユーザー」というのは全ての人ではありません。ある特定のニーズを持った人であり、そのユーザーのニーズに的確に応えることが「ユーザー第一のコンテンツ」になるのです。
ターゲットのペルソナが明確になっていないホームページは、情報が散漫になり、誰のニーズにも応えられないものになります。ホームページが普及し始めたころの、「名刺代わりのホームページ」の状態で、「〇〇と〇〇と〇〇をおこなっています、よろしくお願いします」という内容です。
その結果、どのジャンルでもSEOで上位化しないことになり、多くのホームページがそういう状況に陥っています。
つまり、まずはペルソナを設定し、誰に向けてコンテンツを作成するのかが重要です。
SEO対策では、ただ検索順位を上げるだけでなく、実際に自社の商品やサービスに興味を持つユーザーを惹きつけることが目標です。ペルソナ設定を通じて、ユーザーが何を求めているか、どのようなキーワードで検索するのかを理解することで、ユーザーのニーズに応じた効果的なコンテンツを作成できます。
SEO対策において、近年はコンバージョン率が高かったり、平均滞在時間が長いと検索順位が上がりやすい傾向があります。そうすると、ホームページ内でユーザーが目的を達成してコンバージョンする率が高いことが重要になってきます。
これは、GA4(Google Analytics 4)ではエンゲージメント率という指標で計測されます。
「エンゲージメント率」とは、ユーザーがウェブサイトやアプリに対してどれほど積極的に関わっているかを示す指標で、以下のセッションが発生した場合にエンゲージメントセッションとカウントして割合を計算します。
つまり、ユーザーの満足度を数値化する指標なのですが、そもそもホームページに集客したユーザーをどういう方向に導きたいのか、ホームページからマネタイズするための適切なゴールを決める必要があります。適切なゴールでなければ、適切なエンゲージメント率が測れません。
そのため、ホームページの種類ごとに、どんな目的を達成させるのか決めておかなければなりません。ホームページ・WEBサイトと呼ばれるものには、以下のような種類があります。
そして、マネタイズしていくためのそれぞれの目的は以下のようになります。
ホームページにはさまざまな種類があり、それぞれに異なるマネタイズの方法や目的があります。以下に主要なホームページの種類と、そのマネタイズ方法について説明します。
目的: 企業の信頼性向上や商品・サービスの紹介
マネタイズ方法:
目的: 商品やサービスの直接販売
マネタイズ方法:
目的: 情報提供やエンターテインメントを通じたトラフィック獲得
マネタイズ方法:
目的: 特定のアクションを促進するためのページ(商品購入や問い合わせなど)
マネタイズ方法:
目的: 多様な情報やサービスを一元化して提供
マネタイズ方法:
目的: コミュニケーションの場を提供
マネタイズ方法:
目的: 会員限定のコンテンツやサービスを提供
マネタイズ方法:
ホームページのSEO対策において、ドメインやサーバーの選択が重要である理由は、サイトのパフォーマンスや信頼性に直接影響を与えるためです。以下にその理由を詳しく説明します。
信頼性とブランディング:
ドメインは、サイトのブランドイメージや信頼性を強化する要素です。信頼性の高いドメイン(例: .com, .co.jpなど)は、ユーザーだけでなく検索エンジンに対しても、信頼できるサイトであるというメッセージを伝えることができます。例えば、日本のターゲット市場に向けたビジネスなら、ローカルドメイン(例: .jp)がSEOにプラスになります。
ドメインエイジ(ドメインの年齢):
古いドメインは、一般的に検索エンジンに対して信頼性が高いと見なされやすく、検索結果で有利になることがあります。新しいドメインよりも、長い間存在しているドメインはスパムサイトと見なされる可能性が低いからです。
キーワードとの関連性:
ドメイン名に関連するキーワードを含めることで、検索エンジンのクローラがその内容を認識しやすくなる場合があります。ただし、あまりに過剰なキーワード使用はペナルティの対象となる可能性もあるため、適切なバランスが必要です。
サーバー速度(ページ表示速度):
検索エンジン、特にGoogleは、ページの読み込み速度をランキング要因として重要視しています。遅いサーバーを選んでしまうと、サイトの表示が遅くなり、ユーザーが離脱しやすくなります。これにより、直帰率が高まりSEOに悪影響を与える可能性があります。サーバー会社とサーバーのスペックが影響しますので、高速で安定したサーバーを選ぶことが重要です。
サーバーの稼働時間(Uptime):
サイトが頻繁にダウンするような不安定なサーバーを使用していると、検索エンジンのクロールがうまく行われないことがあり、結果として検索順位が下がるリスクがあります。サーバーの稼働時間は、サイトの信頼性に直結するため、99%以上の稼働率を持つ信頼できるホスティングサービスを選ぶことが重要です。
地理的なサーバー位置:
サーバーの物理的な位置は、ターゲットとする市場に影響を与えることがあります。たとえば、日本のユーザーをターゲットにしている場合、日本国内にサーバーを設置すると、ページ読み込み速度が速くなり、ユーザー体験が向上します。また、地理的に近いサーバーは、検索エンジンがローカル検索で優先表示することがあります。
セキュリティ(SSL証明書):
HTTPS(SSL証明書)が適用されているサイトは、Googleによって推奨されており、SEOにおいても有利です。SSL証明書があると、ユーザーのデータを保護することができ、検索エンジンやユーザーに対して信頼性を示すことができます。そのため、SSL対応のサーバーを選ぶことが必須です。
ホームページのHTMLは、適切にすることによってSEO対策でものすごく有利になるわけではありません。以下に示すHTML最適化に関することは、クロールの部分は必須ですが、それ以外は全く出来ていなくでも致命的な問題にはなりません。しかし、上位化しているWEBサイトは実施していることです。
そして、HTMLに関することは制作会社によって手法・作法・流儀が異なり、ホームページ制作会社の選定によって大きく差が出てしまう部分です。これらの内容を全て知っていて対応できる制作会社はそれほど多くはありません。そのため、ホームページの制作会社やディレクターを選ぶ際には、こういった知識や実績があるところに依頼しましょう。
SEOというのは、検索エンジンの上位に表示させることです。そのため、以下のような検索エンジンに表示させる設定をしておく必要があります。
Googleのクローラーがウェブサイトを正しくクロールできるかどうかは、まずサイトが「クロール可能」であることが重要です。これを実現するためには以下が必要です。
Googleはユーザーエクスペリエンスを重視しているため、ページの表示速度やモバイル対応がクローリングとインデックスにも影響します。
Googleはユーザーに役立つコンテンツをインデックスしたいため、質の高いコンテンツが重要です。
Googleは安全なウェブ環境を推奨しているため、HTTPS対応が必須となります。SSL証明書を導入し、HTTPSに移行することで、SEO評価も向上し、ユーザーの信頼も得られます。
重複コンテンツは、Googleがどのページをインデックスすべきかを混乱させ、SEOパフォーマンスを低下させる原因となります。
ただし、数ページで半分程度似ているページがあるくらいでは、全く問題がありません。また、多くのページで部分的に同じ要素がある場合も問題はありません。機械的に大量に重複コンテンツ/コピーコンテンツを作成したり、ページの内容がほとんど同じである場合は、対策が必要です。統合できるものは統合し、どうしても生成されてしまう「似ているページ」は、canonicalタグを利用して、正しいURLを指定することで重複を回避できます。
同じページに複数のURLがあると、SEOではマイナスになります。現在では、以前よりはこの影響が少なくなっていますが、設定自体は簡単であるため、対策しておいた方が良いでしょう。
以下のようなケースが、同じページであるにもかかわらず、複数もURLが存在するケースです。
http://example.com
https://example.com
http://www.example.com
https://www.example.com
https://www.example.com/index.html
https://www.example.com/?パラメータの文字列・・・
URLの正規化には以下の方法がよく使われます:
<head>
内に<link rel="canonical" href="https://example.com">
というタグを追加することで、正規のURLを指定します。これにより、検索エンジンはそのURLを優先してインデックスします。www
の有無を統一することで、無駄な重複を避けます。ホームページにはパンくずリストと呼ばれるリンクの階層構造を示すナビゲーションがあります。SEOの観点では、これを設置すると良いとされています。以下に具体的なメリットをピックアップしました。
パンくずリスト(Breadcrumb)は、ページの階層構造を視覚的に示すナビゲーションツールで、ユーザーが今どのページにいるのか、上位のページがどこにあるのかを簡単に理解できます。これにより、サイト内で迷うことなく、スムーズに上位ページや関連ページに戻ることができます。
パンくずリストは、検索エンジンに対してもサイトの階層構造を明確に伝える効果があります。これにより、検索エンジンがページの関連性や優先度を理解しやすくなります。
日本語URLは、SEO対策においてはメリット・デメリットがあります。しかし、バックリンク獲得やデータ分析をする際に非常に不便であるため、基本的には避けたほうが良いです。
ユーザーフレンドリー: 日本語URLは直感的に理解しやすく、内容が何であるかがURLから明確にわかるため、クリック率(CTR)の向上につながることがあります。
検索結果での表示: 検索エンジンの結果ページ(SERP)に表示される際、Googleなどの検索エンジンは日本語URLをそのまま表示するため、ユーザーがクリックしやすくなります。これもCTRを高める要因です。
バックリンク生成の困難さ: 日本語URLをコピーして貼り付ける際、エンコードされたURLが表示されてしまうことがあるため、他のサイトやSNSでの共有時に視覚的に分かりづらく、バックリンクを得る際に不利になることがあります。
エンコードの問題: 日本語URLは、URLに使われる際に「パーセントエンコーディング」と呼ばれる特殊な形式に変換されます。たとえば、https://example.com/新商品
は、https://example.com/%E6%96%B0%E5%95%86%E5%93%81
のように変換されます。この変換されたURLが非常に長いURLになって不自然に見えることがあり、SNSやメールで共有する際に不便な場合があります。また、サイトのデータを分析する際にも非常に不便で分析結果がわかりにくいものになります。
これは、ソースコードが適切に構造化され、SEO(検索エンジン最適化)のベストプラクティスに従っていることを意味します。具体的には、以下の要素が含まれます。
<div>
多用するのではなく、以下のようなセマンティックなHTMLタグを適切に使用することが重要です。
<header>
:ページやセクションのヘッダーを定義するタグです。ロゴやナビゲーションメニュー、サイトのタイトルなど、ページの上部に表示される重要な要素を含みます。サイトの構造を明確にし、SEO効果を高めます。<footer>
:ページやセクションのフッターを定義するタグです。著作権情報やクレジット、追加のリンクなどが含まれます。サイトの終わりを明示し、検索エンジンがサイトの全体的な構造を理解するのに役立ちます。<section>
:ページの主要なセクションをグループ化するためのタグです。<article>
タグに似ていますが、より一般的な用途で使われ、テーマやトピックごとにページを分割するのに適しています。コンテンツを意味的に整理することで、検索エンジンとユーザーの両方に対してコンテンツの意味が明確になります。<article>
:独立したコンテンツのブロック、例えばブログ記事やニュース記事を定義します。これにより、そのコンテンツが他の部分とは異なる独立した内容であることが示されます。検索エンジンが、ページ内の各部分がどのように関連しているのかを理解するのに役立ちます。SEOでは、個別のコンテンツが評価されやすくなります。<nav>
:サイト内のナビゲーションリンクを囲むタグです。通常、メインメニューやサイドバーに使用されます。ナビゲーション部分を明示することで、検索エンジンやスクリーンリーダーがページ間のリンク構造を適切に理解できるようになります。<main>
:ページの主要なコンテンツを示すタグです。<header>
や<footer>
などの他の要素とは異なり、ページのメインとなる情報を明示します。ページ内の主なコンテンツを検索エンジンや支援技術に示し、余分なナビゲーションや広告と区別します。<aside>
:ページのメインコンテンツに直接関係しない補足情報を示します。通常はサイドバーに使われ、リンク、広告、サブメニューなどを配置するのに役立ちます。補足的な情報を区別することで、検索エンジンが主要コンテンツと区別してインデックスするのに役立ちます。alt
属性を適切に設定し、画像が何を示しているかを説明することで、画像検索にも対応し、視覚障害のあるユーザーにも配慮したサイトとなります。スキーマタイプ | 目的 |
---|---|
Article Schema | 記事やブログ投稿を検索エンジンに知らせ、リッチスニペットとして表示されやすくするために使用します。 |
Person Schema | 個人のプロフィール情報(著者、クリエイターなど)を示し、検索結果で著者情報を表示するために使用します。 |
Organization Schema | 企業や組織の情報(名前、住所、連絡先など)を構造化して表示し、ビジネス情報を正確に検索エンジンに伝えるために使用します。 |
BreadcrumbList Schema | サイトの階層構造(パンくずリスト)を示し、ユーザーと検索エンジンがページ間の関係を理解しやすくするために使用します。 |
FAQ Schema | よくある質問とその回答を示すために使用され、検索結果にリッチスニペットとしてFAQが表示されることがあります。 |
Recipe Schema | レシピ情報(材料、調理方法、時間など)を構造化して表示し、レシピ検索結果にリッチスニペットとして表示されやすくします。 |
→ 構造化マークアップ・スキーママークアップについてはこちら
サイト構造は、ウェブサイト内のページがどのように階層的に配置され、相互にリンクされているかを指します。トップページからカテゴリページ、さらにサブページへと続く階層を示し、ユーザーがどのようにページをナビゲートするか、また検索エンジンがクロールしやすいように設計されます。
サイト構成は、各ページの具体的なレイアウトやコンテンツの配置方法を指します。ナビゲーションメニューやコンテンツの配置、ボタンの設置など、ユーザーがページ内で情報を効率よく取得できるようにするための設計です。
近年、これらの最適化は、ユーザー体験向上とSEO効果を高めるために重要です。なぜかというと、ホームページのコンバージョン率や滞在時間、ページ閲覧数を重視しており、実際にそれを満たしているWEBサイトが上位化しやすい傾向があります。そのため、コンバージョンさせるためのサイト構造、サイト構成が重要なのです。
そして、ここは前述のHTMLとは少し異なり、ホームページ制作会社に左右されるというよりは、マーケティングのコンサルタントが介在するかどうかが問題になります。ホームページ制作会社の多くは、何をどうしたらコンバージョンが増えたとかアクセス数が増えたなどのデータを、日々細かく見ているわけではありません。
以下の構造や構成に関わる問題は、WEBマーケティングを生業としている人間でないと分からない部分があります。そういったコンサルタントを制作プロジェクトにアサインするか、マーケティングのコンサルタントに確認しながら進めることが望ましいセクションになります。
「ホームページのゴールを決める」のところで記載しましたが、ホームページはユーザーの課題を解決し目的を達成させる場所でなくてはなりません。
ユーザーがサイト内で迷わずに目的のアクション(商品購入、問い合わせ、情報の取得など)をスムーズに行えるようにページやコンテンツを配置し、ナビゲートしやすくすることが求められます。
これを効果的に実現する方法がありますが、これは弊社のクライアントにのみ公開しております。ここでは、内部リンク構造を中心に解説していきましょう。
SEOに有利な内部リンク構造を考える際、コンバージョン率(CTR)の向上を目的とする場合は、ユーザーを意識したリンク配置と、行動を促すCTA(コールトゥアクション)の設置が非常に重要です。以下、コンバージョンを達成しやすい内部リンクの構造と配置、そしてCTAの使い方について説明します。
トップページはサイト全体のハブとして機能します。集客力のあるトップページから、コンバージョンにつながる重要なページ(商品ページ、問い合わせページなど)に内部リンクを張ることで、ユーザーを効率的に誘導します。
カテゴリページやサブカテゴリページを利用して、ユーザーが目的のページに簡単に到達できるようにします。特に、商品ページやサービス案内ページへリンクを張ることで、検索エンジンにもページの重要性を示せます。
内部リンクは、ページ同士の関連性を高め、ユーザーが関連コンテンツを次々に閲覧できるようにします。特に、ブログ記事や製品説明ページで、関連する他のページや次のステップに進むためのリンクを設置します。
パンくずリストを使って、ユーザーが今どのページにいるのかを視覚的に示しつつ、上位ページやカテゴリーページへ戻る導線を提供します。これにより、サイト内でのユーザーの迷子を防ぎ、自然な流れで他のコンテンツへ誘導できます。
内部リンクのアンカーテキストは、リンク先の内容を明確に示すため、キーワードと行動を示す文言を含めます。これにより、検索エンジンがリンク先ページの内容を理解しやすくなるだけでなく、ユーザーに具体的なアクションを促すことができます。
重要なページ(例えば購入ページや登録ページ)には、他のページから多くのリンクを張ることで、検索エンジンにそのページが特に重要であることを示すと同時に、ユーザーをコンバージョンへ誘導しやすくします。
ホームページは、ユーザーに対してソリューションを与えるものでなければ、コンバージョンに繋がりません。
ユーザーが直面している問題や質問に答えるコンテンツを提供することが、ユーザーにとってのソリューションになります。そして、各ページはユーザーのニーズや問題を解決するために設計されているべきです。
そのため、単純に事業内容や会社概要のページを作るのではなく、以下のようなあくまでもソリューションを提供するという視点でページを配置するべきです。
トップページ: ユーザーの抱える主要な問題に対する解決策を簡潔に示し、それに対応するページへの導線を明示する。
サービスページや製品ページ: 問題に対する解決策を提供する製品やサービスを、具体的なメリットや特徴とともに紹介します。ユーザーにとっての利点や解決策にフォーカスします。
LP(ランディングページ): 特定のキャンペーンや商品に対する情報を提供し、顧客にアクションを促して見込み顧客を獲得したり販売したりします。
FAQページ: よくある質問に対する答えをまとめ、ユーザーが抱える疑問を解決します。
ガイドやブログ記事: 詳細なハウツーガイドや情報記事を掲載し、ユーザーに具体的な方法や解決策を提案します。
ホームページは、ユーザーにソリューションを提供することが大切で、コンバージョン率などもSEOに影響しています。そうすると、自ずとコンテンツの内容もそれなりに充実していなければなりません。
このコンテンツに関しては、WEBコンテンツライターの業務範囲です。しかし実際のところ、コンテンツ記事のライターはたくさんいるものの、ホームページのコンテンツをしっかり書けるライターは多くはありません。マーケティングやセールスの観点を持っている必要があり、マーケティングの知識、セールスライティングのスキル、コピーライティングのスキルを合わせ持つ人は稀有な存在です。
そのため、ホームページの制作会社やコンサルタントに依頼しても当たり外れがあり、自社である程度のノウハウを持っていることが望ましいパートです。
以下に、いくつかの切り口でコンテンツを記載する際の注意点を記載します。
サービス紹介ページは、自社の商品・サービスを紹介してコンバージョン(ユーザーが目的を達成する)に結びつけなければなりません。ここでコンバージョンさせられないと、ユーザーを他のサイトへ逃すことになるでしょう。
実際には、商品・サービスの内容、BtoBかBtoCか、高額商材かそうでないか、短期検討商材か中長期検討商材かで、コンテンツの内容、書き方は異なりますが、一般的にコンバージョンするページ構成は以下のように言われています。
ユーザーの注意を引き、ページに滞在してもらうためには、製品やサービスの価値を簡潔に伝えるキャッチコピーが重要です。このキャッチコピーは、ユーザーの問題を解決する具体的なメリットや、他の競合と差別化できる強みを強調するべきです。
製品やサービスの説明は、ユーザーの問題を解決する方法を具体的に示す必要があります。単なるスペックや機能の羅列ではなく、**「この商品やサービスがどう役立つか」**をわかりやすく伝えます。
CTAボタンはページの目立つ位置に配置し、ユーザーが次に何をすべきかを明確に指示します。「今すぐ購入」「無料で試す」「お問い合わせはこちら」など、具体的で行動を促す文言を使います。CTAは、視覚的にも目立つデザインであることが重要です。
製品ページやサービスページでは、テキストだけでなく、画像や動画などの視覚的要素も重要です。特に、以下のような要素を含めると効果的です。
レビューやテスティモニアル(顧客の声)、ユーザー事例を提供することで、信頼性を高めます。実際のユーザーのフィードバックや成功事例があると、潜在的な顧客に安心感を与え、購入や問い合わせのハードルを下げます。
ユーザーがすぐに行動を起こしたくなるように、緊急性や限定性を強調します。特に、キャンペーンやセール情報を加えることで、コンバージョン率が高まる傾向にあります。
特にサービス提供の場合、料金プランをわかりやすく示すことが重要です。シンプルなプランの比較表や、価格に対する価値の説明を明確にすることで、ユーザーが料金に対して納得しやすくなります。
よくある質問(FAQ)をページに掲載することで、ユーザーが抱きやすい疑問にすぐに答えられ、離脱率を下げる効果があります。これにより、ユーザーが問い合わせる手間が省け、購入や申し込みまでのプロセスをスムーズにします。
サービスページや製品ページに、信頼性を高める証拠を追加します。例えば、受賞歴、認証マーク(SSL証明書など)、メディア掲載実績、導入企業のロゴなどを表示します。これにより、ユーザーの不安を取り除き、安心感を与えます。
ホームページの内容や構成は、商品やサービスの特性、顧客ターゲット(BtoBかBtoCか)、価格帯、そして顧客の購入検討期間によって異なります。
以下に、それぞれの要因に応じてどのように構成を変えるべきかを説明します。
現在のSEO対策では、ECサイトやエリアビジネスの場合は商品ページ、サイトのトップページでアクセスを稼ぎますが、それ以外のコーポレートサイトなどの場合、コンテンツマーケティング用の記事を作成しないとアクセスを集められません。
コーポレートサイトで、トップページやサービスページのメタタグを修正したりリンク構造を変えてアクセスを増やそうとしているのであれば、すぐにやめたほうがいいです。
そして、アクセスを集めるためのコンテンツマーケティング用の記事をSEOに最適化するためには、以下のような構成が効果的です。この構成は、検索エンジンがコンテンツを評価し、ユーザーにとっても読みやすい内容を提供することを目的としています。
ホームページ運用中のSEOの分析や改善施策にはいくつかの方法があります。
それぞれ見ていきましょう。
ホームページ運用中のSEO対策を効果的に分析するためには、様々なデータを定期的に確認し、サイトのパフォーマンスを評価して改善点を見つけることが重要です。以下に、具体的なSEO分析方法を紹介します。
コンテンツ記事でアクセスを増やすためのSEO対策には、以下のようなポイントを押さえることが重要です。これにより、検索エンジンの評価が向上し、ユーザーのニーズに合った質の高いコンテンツを提供できます。
ホームページにおけるSEO対策とは、ホームページ全体をユーザーの目的を達成することにフォーカスした構造にするということです。
そのためにターゲットやゴールを明確にし、HTMLを最適化し、ページのコンテンツや導線をユーザーがコンバージョンしやすいものにすることが必要です。そして、効果的なコンテンツ作成、定期的な分析、継続的な改善が重要です。
様々なWEB上の情報を集めれば、一見、簡単に出来そうな内容ではありますが、実際は奥が深く、幅広い知識が必要です。なるべく、専門のコンサルタントのもとでSEO対策を進めていくことをおすすめします。
Googleのアルゴリズムは、ユーザーに役立つコンテンツを上位にするように年々進化しています。
そのため、近年のSEO対策は、ホームページのソースコードやタグを改善するなどのテクニカルな対策だけでは成功しません。
重視されているのは、コンバージョンするサイト、滞在時間が長いサイトなどであり、それを実現するために、情報の伝え方、デザインの見せ方、サイト全体で問い合わせを獲得する動線やコンテンツの仕掛け、これらの総合力が問われます。
コンバージョンするかどうかが問われますので、商品・サービスの内容や訴求方法にもテコ入れが必要になってきています。数年前のように、テクニックや裏技を駆使したSEO対策は通じなくなっており、経営戦略の上流からの改善が求められます。
従来のSEO対策でうまくいかなかったり、他のコンサルティング会社の支援を受けていてもなかなか成果に結びつかないという方は、お気軽にOrbit Managementへご相談ください。まずは、今の施策が正しいかどうか、アドバイスをさせていただきます。
Orbit Management株式会社
環境コンサルタント、経営戦略・新事業計画策定コンサルタントなどを経て、総合的なWEBマーケティングコンサルタントとして多数の企業をサポート。
SEO対策、広告運用、ホームページ改善、LP制作等、WEBまわりのあらゆる施策をマネジメントして売上を数倍にした事例が多数。データ分析を得意とし、客観的な根拠をベースに、クライアントの強みを活かしてブランド構築に結びつくコンサルティングを実践。
・法政大学大学院 政策創造研究科(地域経済政策)
・WEB解析士
・GAIQ Googleアナリティクス 個人認定資格
・Google広告 認定資格
・全日本SEO協会 SEO検定1級
・経済産業省 経営革新等支援機関 統括マネージャー認定
・日本ブランド経営学会 会員
・地域活性学会 会員
通常はSEO対策、広告運用、サイト制作、SNS運用がバラバラの担当者になり、それぞれの施策の方向性が異なることがあります。
当社では、すべての施策を一気通貫でマネジメントしますので、コミュニケーションや実際の施策にロスがなく、ブランディングの方向性がバラバラになることもありません。
そのため、それぞれの施策をバラバラの業者、担当者に任せるよりも、成果が出やすいサポート体制になります。
WEBマーケティングの基本となる自然流入を、コンテンツマーケティングによって大幅に増やした実績が豊富。質の高いアクセス数を増やすことに関しては、どのような業種・業態でも可能です。
また、アクセス数が増えてもコンバージョンしない、売上に直結しないというケースも多くありますが、コンバージョン率改善の実績も豊富です。
サービスページ改善、導線改善のほか、バナー制作、LP制作によって、SEO、広告、SNSなどあらゆるルートからのアクセスに対してコンバージョン率を高める施策をご提案します。
次の打ち手をご提案する際に、詳細なレポート作成とデータ分析を行って、根拠のある施策をご提案しています。
アクセス状況や外部環境の変化、競合の動向など、毎年もしくは数ヶ月単位で変わる状況をデータから読み取り、次の施策をご提案します。
そのため、施策は当たる事が多いのですが、仮に成果が出なかったとしても、どのエビデンスをどう判断するかという知見が蓄積され、次に活かすことができます。
一般的にWEBマーケティングのコンサルティング会社は、SEOや広告運用、ホームページ制作に関する知識があっても、経営戦略の上流を理解しているケースは少ないと考えています。
各施策の結果が出ない場合、上流から戦略を練り直すご提案が難しくなります。
しかし当社のコンサルタントは、経営戦略や新事業開発のコンサルティング経験があり、WEBマーケティングの施策と合わせて商品・サービスのあり方、競合とどう差別化するべきかという上流からご提案が可能です。
マーケティングの目的は、短期的には売上アップ、中長期的にはブランディングの構築で、SEOや広告などはその手段です。
アクセス数を増やす、コンバージョン数を増やすだけにとどまらず、売上が上げられるかどうかに主眼をおいてご支援を行います。
そして実際に、様々なWEBマーケティング施策をミックスさせて短期間で売上を増やした実績が豊富にあります。
国内で市場の縮小が急激に進んでいる業種でも、売上を増やすことが出来ています。
お客様の成長フェイズに合わせて、何をどうすれば売上を上げられるのかを多彩な引出しの中からご提案し、最短で売上を上げるコンサルティングを行います。
自然検索のアクセスを増やすために、どうすればいいのか知りたい。
売上につながるSEO対策を行いたい。
広告運用はなるべくシンプルに効率よく行いたい。
毎月のホームページへのアクセスデータを細かく見たい。
WEBマーケティング全体で成果が出るように変えていきたい。
SEO対策、広告運用のコンサル費・運用費を圧縮させたい。